仮想デスクトップ基盤 BVDI 基本構成
BVDIの機能
仮想デスクトップは、サーバ側でデスクトップ環境を仮想的に設け、画面転送技術を用いて遠隔でデスクトップ環境を操作する仕組みです。端末にデータを持たせないため、データ漏洩の心配がなくセキュアに端末の持ち帰りを許可できます。業務上中心となるシステムのため、適切なサイジングで安定した稼働が必須となります。NTTデータでは、規模や業務合わせた選択肢を用意し、お客さまに最適な環境のご提案をいたします。
豊富なサービスラインナップは
環境に合わせ組み合わせ自由自在
仮想デスクトップ基盤「BVDI」は、社内環境からテレワーク環境まで幅広く対応しています。クラウド型(DaaS)でも約50種類以上の組み合わせがあるため、お客さまの業務に最適な仮想デスクトップを構築できることが大きな強みです。オンプレ型やクラウド型(DaaS)でも、お客さまの用途やセキュリティポリシーに合わせた提供形態をご用意しています。
コンプライアンスに合わせて選択
クラウドサービス型とオンプレミス型
仮想デスクトップの全機能をクラウドから提供する「クラウドサービス型」、業務情報が含まれる仮想PC環境と管理サーバーを社内に設置する「オンプレミス型」をご用意しています。
WAN回線の配線により利用可能なクラウドサービス型
クラウドサービス型は、短期間に導入できる提供形態です。VDIサーバーの運用管理負荷を軽減し、またデータ通信を閉域内で行うためセキュアにご利用いただくことができます。資産をもたないことで機器の耐用年数などに縛られることなく利用でき、自由に拡張できるためスモールスタートや段階導入にも適しています。またオプションのリモートデスクトップサービスを利用することで、セキュアなテレワークを実現することができます。
サービス型のナレッジを生かしたオンプレミス型
オンプレミス型は、お客さまデータセンターに仮想デスクトップ環境を構築する提供形態です。クラウドサービス型の提供をする中で、最新の技術動向や市場動向を調査し、サービス実装を目的とした追加ソリューションの検討・検証を常に実施しており、オンプレミスにて構築するお客さまに対してもこのナレッジやノウハウを活かして随時提案・構築を行っています。 また、仮想デスクトップ構築時にはOA環境全体のご提案ご要望をいただくく機会も多く、グループウェア、ファイルサーバ、端末、プロキシ、ログ収集等々、さまざまな周辺系ソリューションをセットでご提供することが多くあります。ご提供するスコープにより、必要に応じてNTTデータグループ内の専門部隊を活用し、最適な環境が実現できます。
用途に適したサーバータイプ
BVDIは業務や用途に応じてサーバータイプを選択できます。仮想PC型はハイパーバイザー上に複数のOSをインストールするタイプで仮想デスクトップを一人で専有するため、スタンドアローンに近い利用方法が可能です。サーバー共有型は仮想化されたOSやアプリケーションを複数で共有するタイプでOSやアプリケーションを個別に導入する必要がない業務に適し、コストパフォーマンスが高いことがメリットです。また、利用OSは、クライアントOSと、コストをよりおさえたサーバーOSの2種類をご用意しています。こちらも用途に合わせてお選びいただけます。
※サーバーOSでは動作しないアプリケーションもあります。
業務に合わせた画面転送プロトコル
デスクトップの画面転送技術は、Microsoft RDP、Citrix ICA/HDX、VMware Blast Extreme/PCoIPからお選びいただけます。さらに、自由度が高いフルクローン方式、メンテナンス性に優れたPVS/リンククローン方式※の選択が可能です。
※PVS方式およびリンククローン方式は、それぞれCitrix ICA/HDX、VMware Blast Extreme/PCoIPのみに対応しています。
コスト・自由度により選べる展開方式
自由度が高く、開発用をはじめ幅広いアプリケーションに対応するフルクローン方式。コールセンター用途など、業務端末を一元化し運用することで、コスト削減と情報漏えい対策に効果があるPVS方式/リンククローン方式からお選びいただけます。
仮想デスクトップの変更申請を簡単に
サービスオーダーポータル
仮想デスクトップの追加や削除の申請は、サービスオーダーポータル画面から行うことができます。サービスオーダーポータルからの申請により、アカウント追加やスペック変更、削除などが自動化されることで、運用コストとリードタイムを削減いたします。