はじめに

企業を狙ったサイバー攻撃が後を絶たず、業務端末は常に危険に晒されています。また在宅と出社とのハイブリッドワークを進める企業も増加、情報漏洩への対策強化が求められています。これまでは、端末の情報漏えい対策としてシンクライアント端末の利用が一般的でしたが、オフラインで使えない、またWEB会議の音声面の課題などがありました。今回は、情報漏えい対策をしつつ、より利便性の高い業務端末「データレスPC」をご紹介します。

データレスPCとは

データレスPCは、基本的に通常のFAT端末と同じ構成ですが、大きな違いはローカルドライブへの書き込みを禁止し、データを端末に残さない仕組みであることです。クラウドストレージ上のファイルをPCのキャッシュに一時的にダウンロードして操作/編集し、ファイル保存後は自動でアップロードし、キャッシュをクリアする仕組みです。FAT端末の使い勝手そのままに、データは保存されないため、ハイブリッドワークでも安心して端末を携行することができます。
また、スマホやタブレットなどマルチデバイスに対応しているため、いつでもどこでもデータの確認が可能です。

データレスPCの詳細はこちら
→ BXO Managed データレスPC

FAT端末、シンクライアントとの違い

FAT端末、シンクライアントとの違い

データレスPCのその他メリット

データレスPCには、以下のようなメリットがあります。

・データの利用時(ダウン/アップ時)にのみネットワークを使うため帯域を圧迫しない
・クラウドストレージを活用し、他の利用者とリアルタイムでのファイル同時編集が可能
・ファイルのアクセス権といった設定は不要
・アプリケーションの導入だけで運用可能

まとめ

データレスPCは、FAT端末の高いPCパフォーマンスと、ローカルにデータを保存しない安心感が特長です。自宅と会社と持ち歩くこれからのハイブリッドワークに適した端末と言えるでしょう。またアプリケーションの導入だけで済むため、短時間で利用が可能です。必要とするセキュリティレベルや使い方を考慮した上で、PC入れ替え時の選択肢の一つとして検討してはいかがでしょうか。

データレスPC は、横河レンタ・リース株式会社の商標または登録商標です。

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