【イベントレポート】「第11回働き方改革EXPO2023春」に出展しました
今回のコラムは、2023年5月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催された「働き方改革EXPO2023春」の模様をお伝えします。NTTデータではこのイベントに出展し、BizXaaS Office(BXO)をはじめ、今後の働き方をサポートするさまざまなサービスやソリューションを紹介しました。
出展概要
NTTデータでは「Work Re:Invention」という新スローガンのもと、生産性・効率性・EX・エンゲージメントに寄与し、働き方に変化や付加価値をもたらす新たなソリューションをご提供しています。今回のイベントでは、仮想デスクトップ基盤やゼロトラストネットワーク関連のサービスに加えて、この4月から提供を開始したXR、パーソナルアシスタント、ウェルビーイングに関連したサービスを紹介しました。
さらに、オフィスファシリティ関連としてカメラプレゼンスシステムのデモンストレーションや、多機能ビデオ会議システムのデモンストレーションも行いました。
XR技術のデモンストレーション
「BXO Cross Reality (XR) 」で提供中の「Coome」のデモンストレーションを行いました。 メタバース空間内での円滑なコミュニケーションの実現を目的に開発された商品ですが、旧来より操作性が向上し機能拡充もされました。デモストレーションを体験されると「実際に会っているような感覚で会話できるかもしれない」といった反応がありました。「今後はリモートワーカーとオフィスワーカーとのコミュニケーションが課題」とおっしゃっていたお客さまからは、その点で期待が持てると評価されている場面もありました。さらに、教育関連の方もご興味をいただき、教育現場への応用も期待されます。
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→ BXO Cross Reality (XR)
ナレッジシェアとHRの融合
「BXO Personal Assistant」のデモンストレーションとして、「knowler」の展示を行いました。人材の流動性が増す昨今、技術や情報の属人化を防ぐ手立てとして、またワーカー各々のバックボーンを容易に把握できる手段として、パーソナルアシスタントの役割が重要視されてきています。「knowler」は、従業員の持つあらゆる業務関連情報を可視化し共有できるプラットフォームです。業務に必要なノウハウ検索の他、最適な人材探しもサポートしてくれます。お客さまからは、「異動や転籍をするメンバーが多くても、チームマネジメントやチームビルディングを効率化できそうだ」とのコメントをいただきました。
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ウェルビーイングへのニーズも明らかに
「BXO Well-being」からは、声で健康状態を計測する「MIMOSYS」と、従業員の業務状況を可視化し生産性向上に繋げる「Qasee」の展示を行いました。対面機会の減少により従業員の健康状態やメンタルのちょっとした変化に気づきにくくなる課題を解決するソリューションとして、期待を寄せるお客さまがいらっしゃいました。「Qasee」については、製造業のお客さまから「工数管理・工程管理の側面で使えそうだ」とのコメントをいただきました。
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仮想デスクトップとゼロトラストネットワーク
セキュリティ上の制約から、仮想デスクトップやシンクライアント端末の利用を必要とされているお客さまや、クラウドベースの業務環境へ移行したもののユーザビリティやセキュリティ対策に課題を抱えているお客さまなど、さまざまな背景をお持ちの方々にお越しいただきました。
仮想デスクトップ
テレワークやハイブリッドワークを未導入のお客さまもおり、端末管理・ファイル管理の観点なども含めて仮想デスクトップの利点について説明をしました。オンプレミスでのサービス提供や導入実績について興味を持たれる方や、VDIの性能や費用といった具体的な質問をされるお客さまもいらっしゃいました。また、VDIを導入済みのお客さまからは、端末の持ち運びやファイルへのアクセスなど、セキュリティ面に課題を持たれているケースが多く聞かれました。展示を通して、以前よりVDIが浸透していることを実感しました。
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ゼロトラストネットワーク
セキュリティ対策への漠然とした不安や、セキュリティ対策として何かをやらないといけないという危機感、課題感を持ちながらも、何から始め、何が必要かのイメージがつかめていないお客さまも多く見受けられました。お立ち寄りいただいたお客さまの多くが、ゼロトラストに興味を持たれている印象でした。
BXO Managed Workspace Security(BMWS)の詳細はこちら
→ BXO Managed Workspace Security
カメラプレゼンスシステム(実証実験中)の展示
「カメラプレゼンスシステム」のデモンストレーションとしてオフィスに入室した従業員をカメラが認識して居場所をトレースし、その人に関わりのある人をマッチングさせるシステムの展示をしました。将来的にはAIと連携し、オフィス在席者の属性・技術・実績などの業務情報を瞬時に分析して、チームビルド・社内ナレッジの有効活用につながる仕組みも考案中です。お客様からは「従業員がデバイスを持たなくても所在確認できる仕組みは魅力的で、オフィス利用状況の可視化など用途の拡大が期待できる」とのコメントもいただきました。
多機能ビデオ会議システム「pexip」
多機能ビデオ会議システム「Pexip」を出展しました。マルチデバイスに対応した会議プラットフォームであることや、オンプレミスベースでの会議ネットワークが構築可能な点などが特徴。ハンズフリーでビデオ会議に参加できる点が製造業のお客さまから評価をいただいたり、オンプレ環境での会議開催可能な点がセキュリティやBCPの側面から評価をいただいていました。
まとめ
リアルなイベントや展示会に客足が戻りつつあることを感じさせる人出がありました。一方で、働き方はコロナ前に戻るのではなく、進化しそれを模索する企業や人が多くいることを改めて実感できました。
ますます多様になる働き方を思考する上で、利便性の向上や、生産性の向上をデジタル技術で実現させることはもちろん重要です。コロナ禍が一段落し、出社するスタイルに戻りつつある中、ハイブリッドワークの環境を私たちが構築し実践することで、新たな働き方としてお客さまに提案していきたいと考えています。リアルとデジタルの融合による価値を高めたソリューションを、これからも発信していきます。