【イベントレポート】「第13回 働き方改革 EXPO【春】」に出展しました
はじめに
2024年5月8日から10日までの3日間にわたり東京ビッグサイトで開催された「第13回 働き方改革 EXPO【春】」に出展いたしました。今回はその模様をお伝えいたします。
今年は『「働く力」を引き出すために。Work Re:Invention®』がメインテーマ
今回のイベントでは、『「働く力」を引き出すために。Work Re:Invention®』をメインテーマとしました。ブース内は、従業員個人の業務効率を高める「個人向けソリューション」、コラボレーションを強化する「チーム向けソリューション」、利便性と安全性を共に提供する「業務インフラソリューション」の3つに分けた構成とし、BXOのソリューション群をわかりやすく展示しました。デジタルとリアルを融合し、これからの新しい働き方と未来の業務環境を創造する「Work Re:Invention®」のスローガンを来場者の方に理解していただく機会となりました。
業務効率を高める「個人向けソリューション」
個人の業務効率を高めるソリューションとして、「BXO Personal Assistant」のデモ展示を行いました。生成AIに注目が集まっている昨今、企業内でLLMを構築し利活用するケースも増えてきています。「BXO Personal Assistant」は、企業内の情報を一元管理し、生成AIを活用することで、効率的な社内情報の検索・共有を実現するソリューションです。
BXO Personal Assistantを支える技術として、今年5月に発表したNTTデータの独自開発によるクローラー「LITRON® Generative Assistant」をデモを交えて紹介し、生成AIの活用に関心のある企業の注目を集めました。 LITRON® Generative Assistantは、社内の膨大なデータベースやテキスト、業務で利用しているクラウドサービス、人材の経験やスキルといった社内情報をクロールし、LLMの学習に適したデータ生成を自動化するツールです。表組み資料の内容に至るまで正しく理解・解析することで、より高精度な検索結果を提供し、精度と検索速度の向上をサポートします。このツールをLLMと組み合わせた「BXO Personal Assistant」は、社内情報の一貫性や業務の属人化・効率化に課題を持たれているお客さまからは高く評価をいただくことができました。
コラボレーションを強化する「チーム向けソリューション」
VR技術を用いたコミュニケーション、SaaSによるチャット系のコミュニケーション、コンテンツ管理など、チームのコラボレーションを強化し業務の効率化に役立つさまざまなサービスを展示しました。
中でもWell-beingの観点から、従業員一人ひとりへ細やかなコミュニケーションをサポートする「kakeai」の展示では、「従業員との関係を密に行いたい」「働きやすい環境づくりに役立ててみたい」と導入に前向きなコメントをいただきました。その他、従業員の業務を可視化する「Qasee」、コンテンツ管理「box」、ビジュアル共有で理解を深めるコラボレーションツール「miro」の紹介を行いました。
最新のVR技術を使ったコミュニケーションプラットフォーム「Coome」の展示では、仮想空間でのコミュニケーションをお客さまにVRゴーグルで体験いただくデモを行いました。体験した方からは、「まるで対面で会話しているようなリアル感がある」といった感想も聞くことができ、多くの方が新たなコミュニケーションの世界に興味を持たれたようでした。
利便性も安全性も損なわない「業務インフラソリューション」
セキュリティソリューションとして、ゼロトラストを構成する各サービスの展示を行いました。多様な働き方により業務環境が複雑になっている企業では、対応するセキュリティ施策に悩まれている声が多く、その対策としてゼロトラスト・セキュリティに関心を持つお客さまが多く見受けられました。ゼロトラストの考え方全般に渡るご質問に加え、「ゼロトラストで構築した場合のインターネットブレイクアウトはどうやって実現するのか?」「セキュアFATやモバイル端末の管理について」など、より具体的な質問が多かった印象でした。また「国外SaaSのセキュリティを危惧しているためゼロトラストモデルに興味がある」「ゼロトラストに移行したいが月額(年額)の費用がかかるクラウド型のセキュリティサービスに迷っている」といった課題をお持ちのお客さまもいらっしゃいました。スタッフの説明を熱心に聞かれ、ゼロトラスト・セキュリティの理解を深めている様子も見られました。
依然高い仮想デスクトップのニーズ
すでに仮想デスクトップを導入運用中のお客さまも多くお見受けしましたが、テレワークで利用する端末の障害や運用コストが課題というお客さまも多くいらっしゃいました。セキュリティの不安やデバイス管理の手間に悩まれているお客さまからも仮想デスクトップを導入する利点をご理解いただけたと感じました。
まとめ
今年の「総務・人事・経理Week』では、全体で延べ約34,000人ものご来場者となりました。開催された3日間は荒れ気味の天候でしたが、そんな中でも弊社ブースに足を運んでいただいた多くの方に改めて御礼申し上げます。今回のイベントで多くのお客さまとの会話から、業務効率やセキュリティの課題をはじめ、チームにおけるコラボレーションの重要性やニーズを再確認することができました。BXOは、働くことの創造を支援するために、さらなるサービスの拡充と技術革新に努めてまいります。