最先端のセキュリティの探求を続け、さらなる高みへ
- 2021年入社
- デジタルビジネスソリューション事業部
- デジタルワークスペース統括部ソリューション開発担当
辻 恭幸
多様化する働き方とともに、さらに重要となるセキュリティ。その将来性に気づいた辻さんは、最先端の「ゼロトラスト」への知見を求め、転職します。
そして入社から半年、早くもリーダーとして、プロジェクトを率いる存在になっています。
そもそもの職業観と、転職を思い立った理由セキュリティ技術の将来性を考え、
転職を決意
大学が情報系の学部で、スポーツを通じ「チームで何かを成し遂げること」が好きでした。そのためチームでプロジェクトに取り組むITのエンジニアが自分に向いているであろうという考えでSIerに就職。入社後はネットワークエンジニアとして主に無線LANの構築を担当していました。仕事のスタイルはお客さまのご要望にあわせネットワークを構築するもので、自身のアイデアや工夫がお客さまの「働きやすさ」につながることに面白さを感じていました。
ただ経験を重ねるにつれ、強く感じるようになったのが、「セキュリティの重要性」です。PCだけが有線LANでつながれ構成されるオフィスはすでに過去のもので、現在はPC、スマートフォン、タブレットなど、あらゆる端末が無線LANを介してネットワークにつながっています。さらにフリーアドレス、リモートワークなどの働き方も当たり前となっています。
こうしたなか、セキュリティの重要性はさらに大きくなり、社内外を問わず、どこでも自由に、かつ安全に業務を遂行できる「ゼロトラスト」が、今後大きく進展すると考えたのです。
ただ当時の業務はあくまで無線LANの構築とその延長線上に限られ、広くセキュリティへの知見や技術を身につけるには不十分でした。そこで転職を志しました。
NTTデータは日本のIT業界を代表する企業であり、転職サイト経由でオファーメールをもらったときは嬉しく思いました。そして面談により「ゼロトラストセキュリティの最先端である『BizXaaS Office』を使った大規模案件にかかわることができる」「福利厚生が充実している」という二点から転職を決め、2021年10月に入社しました。
キャリアロードマップ
- 2017年新卒でSIerに就職
- ネットワークエンジニアとして主に無線LANの構築を担当
- 2021年転職を決意
- より広いセキュリティへの知見や技術を求めて転職を志す
- 2021年NTTデータへ転職
- 大規模案件に関わることができることから入社
- 2022年PJリーダーを担当
- BMWSについて営業チームとの二人三脚で提案、導入を対応
いまの職場での業務内容セキュアで生産性の高い環境を
お客さまに提供
現在はBXOのサービスラインナップのうち、ゼロトラストを実現する技術要素をニーズにあわせ組み合わせてご提供する「BMWS(BXO Managed Workspace Security)」について、営業チームとの二人三脚で提案、導入の対応をしています。RFPをいただき、システムをどのように組み合わせればどういった答えを出せるのかを検討し、お客さまに提案するといった、コンサルティングに近い部分も少なくありません。
ゼロトラストの概念自体はまだ新しく、広く認知されているわけではありません。弊社にコンタクトいただくお客さまのなかにも、漠然と「セキュリティを課題として捉えているが、どうすればいいかわからない」という方もいらっしゃいます。そうしたお客さまにはまずコンサルティングから入り、ゼロトラストの基盤となるIDaaSのソリューションから導入いただくなど段階的に進めることが多く、最終的に社内外問わず自在にクラウドサービスをセキュアに使えるようになるまでのロードマップを設定します。
また2020年の新型コロナウイルスの感染拡大で、安全性や生産性の検証がややおろそかになったまま急なリモートワークに迫られ、現在もそのままという企業も少なくありません。そうしたお客さまに、コロナ禍がやや落ち着いたいま、あらためてそうしたシステムの見直しをご提案するというお仕事も増えています。
いずれにしても、1年、2年では終わらない長いお付き合いが続くお仕事です。そうしたお付き合いのなかで、お客さまに“働きやすい環境”を提供して生産性を高め、かつ安全性を高めていくお手伝いができるところに、この仕事の醍醐味があると考えています。
入社してわかった、NTTデータの社風入社年次にとらわれず、やる気と実力で業務にアサイン
チーム内においては、プロジェクトリーダーを担当させてもらうことが多く、また現在は新入社員のトレーナーも担当しています。入社から1年も経たないうちにそうしたポジションに指名され、率直に「もう私が、ですか?」という思いはありました。ただそれまでの仕事のなかで、先輩や上司からのアドバイス、同僚からのサポートを感じていたので、「やれるはず、期待に応えて頑張りたい」という気持ちになりました。
実際、BizXaaS Officeでは「できる人、やりたい人に仕事を任せる」という風土があり、頑張れば頑張るほど自分が成長し、次のステップに上がっていくことを肌で感じています。
またNTTデータの社風について、入社前は「古いものを大事にし、新しいものはあまり積極的には採り入れない」というイメージを持っていました。しかしこれは入社後に間違いであったことがわかりました。クラウドを使ったコミュニケーションやデータ共有など、業務効率化を図れるツールについては積極的に採用しますし、会議も必要なものに限って、かつ必要な人だけを集めて行います。そして仕事の流れにもスピード感があります。全員が業務をいかに効率的に進められるかを考えているからこそ、そうしたツールがスムーズに活用され、ムダのない働き方が実現されているのだと思います。
NTTデータで得たものと、将来の自分いまだ発展を続ける
「ゼロトラスト」の探求を
入社してすぐ、いくつかの大規模案件にかかわることもできて、やりがいも面白さも感じています。そして会社が大きいことのメリットとして、扱えるソリューションが多く、かつそれらのソリューションを検証する環境が社内にあること、部署の垣根を超えてナレッジを共有する環境があることなどが挙げられます。そのため「さまざまなソリューションを自在に組み合わせ、最適解に近づけていく」という、エンジニアとして理想的な働き方が可能です。
さらに取り扱うソリューションは海外製品が多く、また海外に事業所を持つお客さまも多いため、国ごとの「セキュリティ」についての考え方の違いや、日本国内とは異なる規制にあわせた製品選びなど、グローバルな視点を学ぶことができるのも、NTTデータならではと言えるのではないでしょうか。
将来的には、セキュリティのスペシャリストを目指したいと思っています。案件に取り組むことで得られる知識は大きいと思いますが、それだけでは知識に偏りが出るとも思っています。業務以外でも自己研鑽に励み、知らない知識、新しい技術へのキャッチアップを今後も続け、いまも発展を続けるゼロトラストを深く探求していきたいと思っています。
一日のタイムスケジュール
- 10:00
- 始業、スケジュール/タスクの確認、Slack/Outlookの確認及び返信
- 11:00
- 案件内部定例(進捗会議など)
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 案件資料レビュー(設計書/手順書/試験仕様書など)
- 14:00
- ベンダーとの定例(製品アップデートの共有など)
- 15:00
- お客様との定例(進捗会議など)
- 16:00
- システム開発(設計/構築など)
- 18:00
- スケジュール/タスクの確認、Slack/Outlookの確認及び返信
- 18:30
- 終業
ゼロトラストのあらゆるサービスを提供。
つねにベストな技術に向き合い
市場を創造していくやりがいも
デジタルビジネスソリューション事業部は、企業で働く従業員の生産性やエンゲージメント向上という価値を提供することに注力しており、2018年にゼロトラストの概念に基づいたデジタルワークスペースを実現するクラウドサービス『BXO Managed Workspace Security』を立ち上げました。競合の多いゼロトラスト市場ですが、あらゆるサービスをワンストップで提供できること、また外資系クラウドサービスに国内サービスをアドオンし使いやすくする取り組みは、NTTデータならではのものです。チャレンジ精神があり、最先端技術をキャッチアップしたい方に、ぜひ仲間になっていただきたいと思います。